コートヤードガロウでは、2019年1月17日(木)~24日(木)の期間中、東京藝術大学、武蔵野美術大学の学生3名による展覧会「禁足地ーspace:403」を開催いたします。

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先日、トルコへ行って来た。カッパドキア地域でかつて人々はそびえ立つ岩壁に穴を掘って暮らしており、高いところから見下ろせば、 今でもその跡が大地に空いた無数の黒い穴々としてはっきりと残っている。しかし、その穴の暗闇の随分とのっぺりしていること、日本と はまるで暗闇の質が異なるのだ。日本の暗闇はもっと色濃く、底知 れず、陰影に富んでいる。一歩踏み込むともう後戻りはできないのではないか、という畏れがそこにはある。  踏み入れてはならない「禁足地」への得体の知れない畏怖は日 本人の潜在意識に強烈に刷り込まれている。3名のアーティストはそれぞれの観点から「禁足地」を捉え、作品に昇華させた。

参加アーティスト 林 裕人
東京藝術大学油画3年出展物 3Dオブジェクトをモニターで展示
内海 拓
東京藝術大学油画3年出展物 土を素材に用いた抽象画
野本 崇裕
武蔵野美術大学油画3年出展物 禁足地を捉えたペイント

日時:2019年1月17日(木)~24日(木) 12:00-19:00
休日:日曜日
料金:無料